【魂のブログ】結婚式は応援団の結成式

大体の人は、日々の忙しさに忙殺されています。毎日のルーティンの中に巻き込まれ、立ち止まってゆっくりいろいろな物事を考えることができない…そんな人が多いのではないでしょうか。そうして生活しているうちに、どんどん月日は流れ、人生の残り時間は少なくなってゆく…。そんなネガティブな状態を、一度リセットできる機会が結婚式だと私は思うのです。結婚式というイベントが、一度立ち止まって、新郎新婦二人、新郎自身、新婦自身の人生を考える機会に強制的になるのではないかと思うのです。実は結婚式を期に転職したり、脱サラ独立したりするカップルに何度か出会ったことが多々あります。エッ!これからお金が要るのに、なんでそんな冒険するの?と最初は思っていたのですが、最近は結婚式を期に、一度立ち止まってゆっくり過去・未来を考えた結果、そうなったんだなと思うようになりました。結婚式とはそのように人生の中での大きな変化、私はある意味、リセットのときと考えています。そしてもう一つは「今までの出会い」の振り返りです。ゲストを招くというアクションで、それを考えることができる、考えざるを得なくなるはずです。


意外と人生は儚いものです。会おうと思えばいつでも会えると思っていた人と、突然会えなくなったりします。「死」というものは、ゆっくり来る人もいれば、急に訪れる人もいるのです。だから、会いたい人は自分たちの結婚式・披露宴には招いた方がいい、招待状を送った方がいいと、私は思います。そうした方が後悔が残りません。


結婚式は出会い・再会に満ちています。それも結婚式の魅力のひとつです。結婚式での再会をキッカケに人間関係・付き合いが復活することもあります。逆に招かないと、不和・付き合いの断絶を生むことにもなりかねません。よく考えれば、我々はこの世に生まれ、親に出会ったときから、出会いの連続の中で生きています。私の友人で「人生は出会った人で決まる」とまで言った人がいます。ただ、それは決して大袈裟ではないかもしれません。ある意味、真実かもしれません。皆さんも胸に手を当てて、考えてみてください。


そして新郎新婦自身も出会った。おそらく世の中のほとんどのウエディングプランナーがするように、私もご多分に漏れず、必ず新郎新婦に初めてお会いしたときに、お二人の出会いについてお伺いします。いろんな出会いのキッカケはありますが、不思議な出会い方をしている新郎新婦が結構多い。「そんなことあります?」という言葉を何度発したことか。きっとそれは神様が導いたとしか言えないような出会いです。偶然ではなく必然性を感じます。新郎新婦だけではない、実は我々の人生での出会いはすべて必然なのかもしれません。宇宙の法則なのか何かわかりませんが、不思議なチカラに導かれて、我々は出会っている…出会い続けているのです。


よく結婚式・披露宴の日、私は思うことがあります。新郎新婦二人のゲストのことです。似たもの同士ではないですが、二人のゲストらしいゲストだなあと感じます。我々ウエディングプランナーは二人のゲストに会うのは、もちろん結婚式当日が初めてです。だからより鮮烈にファーストインプレッションで感じるのかもしれません。新郎新婦にとって、ゲストは今まで生きてきた、築き上げてきた財産そのものであり、自分の大切なひと、好きなひと、愛するひと、愛すべきひと…それはある意味、新郎新婦二人そのもの=投影でもあると思うのです。


ですから、ゲストを招く際は、よく検討・吟味してください。「あー、あの人に会いたいなあ、自分たちの結婚を報告したいなあ、祝ってもらいたいなあ」と素直に思える人が、あなたの本当のゲストになり得る人なのです。きっと、招いたゲストはその後の新郎新婦二人の人生のよき理解者となり、時には励まし、時には助けてくれるでしょう。私はずっとこう言い続けています。「結婚式は二人の応援団の結成式」ですと。

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