ナシ婚ゼロの日本へ
人生は一度きりです。
そして「生まれる」「結婚する」「死ぬ」が人生の三大イベントです。
「生まれる」ときは無意識ですし、「死ぬ」は遺言で自分の思いを残されたひとたちに伝えることはできますが、自分自身がそのイベント=葬儀に参加することはできません。
そうすると自分が参加し、かつ自らがコントロールできる唯一のイベントは「結婚」ということになります。
その大切なイベントをお任せいただくのが、ウエディングプランナーという仕事です。
ですから、その責任はとても重いのですが、それと引き換えに、新郎新婦様にとって一生忘れられないひと、存在になることができます。
一度しかない私の人生を賭してする仕事として申し分ありません。私はそう思って、この会社を起業いたしました。
ただ、今、ブライダル業界は冬の時代を迎えています。どんどん結婚適齢期人口は減ってゆきますし、非婚化も進んでいます。また、これほど意義ある人生の大きなイベントであるにもかかわらず、入籍だけして結婚式をしないカップル、いわゆる「ナシ婚」層が多いのも事実です。マーケットボリュームが急速にしぼんでいるのです。
「ナシ婚」に関しては、日本人の宗教観(無宗教のひとが多い)という問題だけでなく、日本独特のブライダル業界の問題、体質もあると、私は思っています。
弊社の社名の「ケント=KENT」とは「K(結婚)EN(応援)T(隊)」という意味であり、坂本龍馬が結成した「K(海)EN(援)T(隊)」という裏の意味もあります。弊社のロゴの一部には、海援隊旗(二曳)もあしらわせていただきました。くしくも、弊社創業の地である神戸は、龍馬が勝海舟から船を操る術を学んだ港町でもあります。
この社名には、龍馬が大きく日本を変えたように、日本のブライダル業界に変革を...そんな強い思いが込められています。
ただ、結婚式がひとりのチカラではつくれないのと同じで、変革も弊社一社だけではできません。ご賛同いただける方々と共に、ブライダル業界に大きな変革のムーブメントを起してゆきたいのです。
ケント株式会社
代表取締役 萩原宏宗